CHEERS FRONTIERのプロジェクトリーダーを務めています榊です。
私は2009年に新卒でキリンビールへ入社し、最初の赴任地である大阪で業務用営業を担当しました。
大阪は「天下の台所」と呼ばれる日本有数の飲食店激戦区です。味、価格、接客、雰囲気――どれか一つが優れているだけではお客様に選ばれ続けることはできません。そこで出会った経営者の皆さまは、日々考え抜き、挑戦を続けながら、ご商売を磨き続けていました。
私はそんな皆さまから数え切れないほど多くのことを学ばせていただきました。
一方で、どれだけ努力されていても、どれだけ素晴らしいお店であっても、さまざまな理由で閉店を余儀なくされる場面も見てきました。20代の私は、その経験を通じて飲食店経営の難しさと、それでも挑戦し続ける方々の凄さを知りました。
その後、福岡へ転勤し、「IC∞会(イコー会)」という飲食店様とパートナー企業のコミュニティを担当する機会をいただきました。
そこでは経験豊富な経営者が若手経営者の相談に乗り、自身の成功談だけでなく失敗談まで惜しみなく共有していました。若手経営者もまた、新しく得た情報や気づきを先輩経営者へ気軽に伝える。そんな学びと交流が、昼夜を問わず自然に生まれていました。
私はその光景に大きな衝撃を受けました。
情報交換だけではありません。悩みを共有し、励まし合い、時には背中を押し合う。経営者にとってコミュニティは、知識を得る場であると同時に、挑戦を続けるための支えでもあることを実感しました。
こうした素晴らしいコミュニティは全国各地に存在しています。しかし一方で、地域や環境の違いによって、そのような場に出会えない方が多くいらっしゃることも事実です。
もしデジタルの力を活用して、場所や距離を越えて学び合えるコミュニティをつくることができたら。
そんな想いから生まれたのがCHEERS FRONTIERです。
参画いただいている先輩オーナーの皆さまは、現在の飲食業界を牽引する素晴らしい方々ばかりです。そして共通しているのは、「飲食業界をもっと良くしたい」という強い志です。
ぜひ気軽に質問してください。悩みでも、アイデアでも、日々の小さな疑問でも構いません。きっと皆さまの挑戦に役立つヒントが見つかるはずです。
そしてCHEERS FRONTIERには、もう一つ大きな目的があります。
それは、キリンが掲げる「お酒のある外食ビジネスの未来をつくる」という想いの実現です。
飲食店でのお酒の時間には、単に飲食を楽しむだけではない価値があります。大切な人との語らい、新しい出会い、仲間との喜びの共有。そこには人と人をつなぐ力があります。
私たちは飲食店の皆さま、そして外食業界を支えるさまざまな専門家の皆さまと共に、そんな価値ある時間を未来へつないでいきたいと考えています。
CHEERS FRONTIERは、新規開業を志す皆さまにとって「挑戦の支えとなるコミュニティ」を目指し、これからも進化を続けてまいります。
ぜひ一緒に、外食ビジネスの未来をつくっていきましょう。
今後ともよろしくお願いいたします。